BOIは、タイが裕福または才能のある人材や外国人にとって重要な目的地であることを強調しており最近では、ワンストップサービスセンターを通じて、LTRビザ、スマートビザ、被投資奨励プロジェクトで働いている外国人専門家を含む合計56,000人以上のビザおよび労働許可証を認可した。地政学的紛争の状況および世界中で起きている生産拠点の移転の中で、投資家や人材グループからますます注目を集めている。
投資委員会(BOI)長官のナリット・テートサティーラサック氏は、タイは特別なスキルや専門知識を持つ人材(Talent)、投資家、タイに住んで働きたい人など裕福なまたは才能のある外国人にとって重要な目的地であり、地政学的紛争の状況並びに世界中で起きている生産拠点の移転や人材移動の傾向の中で、投資家や人材グループからますます注目を集めている傾向になっていることを明らかにした。これらの外国人人材は、タイの新しい経済への参入に向けた競争力を向上させるためにタイ人人材と仕事をする上で重要な役割を果たすことになる。現在、日本人、中国人、インド人、台湾人、韓国人を中心とした56,000人以上の外国人がワンストップサービスであるチャムチュリースクエアビル18階のビザ・労働許可サービスセンター(One Stop Service)を通じて認可している。また、BOIと入国管理局と労働省の協力によりシングルウィンドウオンラインシステムを通じてサービスを提供している。
「世界中で起きている、高い能力を持つ人材の獲得競争(Talent War)の真っ只中には、タイは、様々なビジネスチャンス、住みやすさとタイ人の愛想、インフラとデジタルテクノロジーの整備、200ヵ所 以上のインターナショナルスクール、ASEAN 最高となる60 ヵ所以上のJCI基準を満たしているー流病院など、高い能力を持つ人材や外国人がタイに住んで働くことを惹きつけるように多くの面で可能性があるため、良質な生活をサポートできる。そして、最も重要なことはビザと労働許可証の取得を容易にすることである。これはBOIが常に重視してきて、 シングル ウィンドウ オンライン サービス システムを含むワン ストップ サービス センターのサービス提供の開発を継続し、継続的に効率を向上させていく使命である。」とナリット氏は述べた。
現在タイでの就労および滞在が認可されている56,000人以上の外国人人材のうち、被投資奨励プロジェクトの下で働きに入国した外国人経営者や専門家は約5万人である。そして、高度なスキルを持つ人材が働きに入国し技術とイノベーションを原動力とするターゲット産業の開発を誘致するためのビザであるスマートビザの下で認可されている外国人およびスタートアップグループが合計2,170人であり、そのほとんどが米国、ロシア、英国、日本、ドイツから来ている。
長期滞在ビザ(LTRビザ)に関しては、1) 特別専門家、2) タイを拠点に働きたい者、3) 裕福な地球市民、4) 年金受給者、そしてその扶養家族といったタイに裕福なまたは才能のある外国人の 4 つのグループを誘致するための、タイ政府がBOIを主な責任者に任命した最新の措置である。なお、タイに 10 年間滞在できること、出入国回数に制限はないこと、就労が認められること、高度なスキルを持つ専門家の場合は所得税を17%に減税すること、従来90日ごとから1年ごとに入国管理局への出頭報告期間が緩和されることという恩典が付与される。現在4,000人以上のLTRビザが認可されており、最も多いのは米国の791人、次いでロシア479人、英国332人、中国277人、ドイツ236人、日本207人、そしてフランス198人となっている。
過去には、当該のビザはタイに投資したか事務所を設立した多くの主要な世界的企業の専門家や上級幹部のグループに対し認可された。例えば、Seagate Technology Ltd.、Robert Bosch Automotive Technologies Co., Ltd.、Delta Electronics PCL.、Murata Electronics Ltd.、IHI Power System Co., Ltd.、Ducati Motor Co., Ltd.、Amazon Data Services Co., Ltd. などがそれらだ。
なお、スマートビザおよびLTRビザは、特別なスキルを持つ外国人が長期的に就労するよう誘致し、ターゲット産業への投資を促進し、技術および知識を移転させ、国の競争力を向上させ、外国人の直接支出が国内の他の部門に波及した。外国人の直接支出による資金を国内の他の部門に波及させるための重要なツールと考えられている。
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