BOIは大手電気自動車メーカー「CHANGAN」と手をつなぎ、2025年初頭のEV自動車製造開始を支援する「CHANGAN Sourcing Day」イベントでの商談を通じてタイ部品メーカーのEVサプライチェーンへの参入を加速し、タイをASEANの電気自動車製造の中心地にレベルアップさせている。商談件数が合計78組であり、67社からの追加の国内部品の取引額が36億バーツ以上となっていることを明らかにした。
投資委員会(BOI)長官のナリット・テートサティーラサック氏は、2024年6月5日にBOIとChangan Auto Southeast Asia Co., Ltd.が内外装グループ、スタンピンググループ、密閉・吸音グループ、アルミダイカストグループ、サスペンション システムグループ、そして電子パーツグループの6つのグループにおける長安の電気自動車製造ライン向けにタイ国内メーカーから部品を調達するためにラマ ガーデンズホテルで「CHANGAN Sourcing Day」イベントを共催したことを明らかにした。このイベントには233社から400人以上の国内部品メーカーが参加を希望し、部品調達方針や同社のサプライヤーになるための基準などを聞いた。78組の企業が商談対象に選ばれ、高電圧ハーネス、アウトサイドドアハンドル、Eドライブ、クロスカービーム(ダイカスト)、インテリジェントサーマル、アウトサイドドアミラー、ヘッドライニング/カーペットなど長安のニーズに応じた主要部品をカバーした。事前評価によると今回の商談で国内部品の取引額が36億バーツ以上となっていると判明された。
長安は中国トップの自動車製造会社の一つであり、自動車産業で40年以上の経験があり、累計販売台数が2,600万台を超え、2023年には世界中の販売台数が255万台を超えている。イノベーション創出を重視しており、研究開発チームに 18,000 人以上の人材がいる。2023年には長安はタイでの生産拠点設立計画を発表し、同社初の中国国外の右ハンドル電気自動車製造工場を建設するために第1段階で100億バーツ以上の投資が行われ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、南アフリカなど世界各国に輸出するための生産拠点となる。工場はラヨーン県に立地し、年間生産能力が 100,000 台であり、2,000人以上が雇用される。2023 年 11 月に礎石が据えされ、2025 年初めに製造が開始される予定である。
「これまでBOIは、BYD、NETA、MG、BMWの電気自動車メーカー4社と協力しSourcing Day 活動を開催し、国内部品の取引額が420億バーツを超えた。今回のCHANGAN Sourcing Day 開催は、電気自動車産業のサプライチェーンの強化に役立ち、部品の調達、製造委託、またはタイ事業者に知識と技術を移転するための協力という形でも様々な階層で国内部品メーカーとの連携につながる重要な活動の一つとなる。長安会社は国内部品の使用に決意を示し、国内部品の使用率を1年目に最大60%、5年以内に80%とするとの目標を発表している。」とナリット氏は述べた。
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