BOIは、タイ下請振興協会およびインフォーマ
マーケッツ タイランドと共に、ニューノーマル時代に向けて9月20日から同27日まで最初の本格的なオンラインプラットフォームであるSUBCON Thailand Virtual Editionを開催し、 Covid状況における国内の原材料と部品の調達チャネルを示し、世界中の大手部品メーカーからの製造技術と産業用部品の連携を促すよう考えている。
投資委員会(BOI)副長官のソーンクリン・プロイミー氏は、BOIがタイ下請振興協会(Thai SUBCON)およびインフォーマ マーケッツ タイランドと共に、産業用部品の展示会およびアセアン最大のビジネスマッチングフェアであるサブコン・タイランドを開催する事を明らかにした。このイベントは毎年行われ、今年が5年目となり2021年9月20日から同27日まで開催される。COVID-19の流行状況に対応するために、今年のイベントはSUBCON Thailand Virtual Editionというタイトルで実施され、大手部品メーカーの製造技術と産業用部品をプラットフォームにまとめた完全なオンラインプラットフォームとなる。これはまた、ビジネス連携を取るための産業用部品のバイヤーと部品メーカーとの重要な出会いの場でもある。
イベントのハイライトは、プラットフォーム上のプログラムで事前に予約することによって、産業用部品のバイヤーとメーカーがオンラインで商談できるオンラインプラットフォーム(Online Business Matching Program)を通じた商談とビジネスマッチング、Buyer/Supplier
Presentationの形でのビジネスネットワーキング(Business Networking)活動、中小企業の事業者への支援措置を含む、CLMVIへの投資の将来の兆候を捉えることに関する全球測位衛星システム(GNSS)のモデルのイノベーションを利用する事業者への投資奨励プロジェクトにおいて温室効果ガス(Carbon Neutrality)を削減するために政府のBCG政策を満たすパイロット産業の一つである電気自動車・次世代自動車産業など、様々な興味深いトピックに関するオンラインセミナー(Webinar)等となる。
さらに、バイヤーと部品メーカーがオンラインまたはプラットフォーム上のライブ配信を通じて製品・サービスをアピールできるよう機会を与えるために、プレゼンテーションチャネルを増やす。そして、興味のある方が会社と会話したり連絡したりするためのチャット欄が設けられている。
参加産業については、自動車・電気自動車産業、電気・電子産業、農業機械産業、医療機器産業、オートメーション・ロボット産業、鉄道システム産業である。参加者は国内の部品販売者と、日本、フランス、ドイツ、インド、中国、アメリカ等の国内外のバイヤーである。
オンラインプラットフォームを通じて約300組のビジネスマッチングが成立し、将来取引されるマッチング額が約1,200百万バーツとなると推定されている。
「COVIDの状況では、世界中の製造業、特に輸送、ロジスティクス、生産能力、生産プロセスなどが影響を受けているため、相互依存の国際製造は製造用の部品と原材料の不足に直面している。したがって、大手メーカーはリスク分散とその影響の軽減に焦点を当て、国内または現地で製造された部品や原材料をより多く使用しようとしている。サブコン・タイランドは、産業製品の製造者向けの国内の原材料および部品調達のニーズに応えるための重要なチャネルの一つとなり、リスクが軽減され、時間が短縮され、コストが削減され、多くの会社が問題に遭遇している連絡や製造用の原材料・部品および設備の調達の煩わしさが軽減される。」とBOI副長官は述べた。
現在、タイの産業連携は特に自動車および電子のセクターで強力であり、依然としてタイの産業の重要な原動力となっている。特にCOVID-19の発生時には電子部品と電子製品の需要が著しく増加している。一方、BOIは国の成長と競争力に対応するために、農業、加工農業、電気自動車、デジタル、スマートエレクトロニクス、オートメーション・ロボット、医療機器、鉄道システム、および航空・航空整備等の新しいターゲット産業に拡大して行くよう変える。
タイ下請振興協会(Thai SUBCON)会長のキアッティサック・ジラカジョンウォン氏は、タイ下請振興協会(Thai SUBCON)には部品産業のメーカーである400社以上の会員がおり、メンバーのほとんどが自動車産業の部品メーカーであり、長年にわたり会員が産業を展開し、Sカーブ産業に技術を導入して機器部品を製造し、医療機器産業、航空・ロジスティクス産業、産業用オートメーション産業、国防産業、鉄道システム産業など複数の市場や産業で取引の機会を広げてきたと述べた。
2020年以降のCOVID-19危機の間、多くの国の自動車部品セクターではタイを含む世界中の自動車メーカーが製造を一時停止することにより影響を受けている。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大抑制状況が良くなった後、2020年6月にタイの自動車メーカーが製造を再開し、タイはその間に世界初のモーターショーを主催することができた。また、タイの自動車産業は回復し始め、会員の製造の受注数が2020年11月以降継続的に増加し2021年現在に至っている。
現在、オンラインイベントやオンラインでのビジネスマッチングが普及しており、簡単にアクセスできるようになり、学んで効果的に活用でき、移動時間を節約でき、後で視聴するために会議を録画でき、会議のコストを削減できるため、事業者がこれを拒否してはならないことであると考えられている
インフォーマ マーケッツ タイランド副専務理事のサンチャーイ・ヌムブンナム氏は、オンラインプラットフォームでのSUBCON
Thailand Virtual Eventの開催形式が統合デジタルプラットフォームでのイベント開催として初めてとなり、ビジネス連携の場でありかつ世界中の大手産業用部品調達の事業者にとって機会となり、部品メーカーは世界中の事業者と出会い、ビジネスネットワークを構築することができると述べた。なお、イベントのハイライトに関しては、生産効率を最大化し、多くの特別オファーを含み大手の製造者および販売者からのビジネスコストを削減するために、製品とサービスの情報を収集するオンラインプラットフォームであるINTERMACHデジタルショールーム(INTERMACH Showroom)で産業用部品を製造するための技術、機械、設備を披露することである。
また、電気自動車政策と低炭素社会(Low Carbon
Society)に関する次世代自動車のセミナー、製造技術のためのデジタルトランスフォーメーション(Digital
Transformation for Manufacturing Technology)および製造革命のための3Dプリンティング(3D Printing for Manufacturing Revolution)の技術によるCOVID-19危機後のビジネス構築やロボット時代の作業に対応する仕事とスキルに関するセミナー等、デジタル技術の変化の時代に応えることを重視するカンファレンスシアター(Conference
Theatre)、セミナー・ワークショップも40以上のトピックある。イベントホール内では製造強化のために、三菱電機オートメーションをはじめ大手産業機械事業者による技術を披露するLIVE、レーザー切断のデモンストレーション、Wire - cut EDM とDie -
sinker EDMの動作などの特別な活動が行われる。
尚、今回のデジタルプラットフォームでイベント全体を通して参加する対象者が5,000社を超えると予想されている。