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TBOIは、バイオテクノロジー業界を促進し、24億バーツ以上の投資奨励を第一四半期に承認し、ハイテクにより、知識を伴った我が国の経済へのドライブを刺激することが期待されます。
投資委員会(BOI)長官のドゥアンジャイ・アッサワジンタチット氏は、「2021年には我が国のターゲット産業への投資、特にバイオテクノロジー(バイオテック)関連には、継続的に投資があり、今年の第一四半期(’21年1月から3月)には、BOIは計24億1千7百万バーツの投資を承認しました。」と、明らかにしました。
第一四半期にBOIの承認を受けたバイオテックカテゴリー事業は、医療・食品・バイオプラスチック系に位置し、詳細は以下の通りです。
「ジェネプーティックバイオ株式会社」:細胞製品及び遺伝子治療事業。化学療法、放射線療法などの主要な治療方法では改善が見られない白血病患者治療を目的とし、免疫療法グループの病気の治療に使用される薬として分類されます。
「バイヤー・ファイトファーム株式会社」:タイのスタートアップ企業でバイオテクノロジーによる医薬品製造事業。例えば、ワクチンやモノクローナル抗体、及びタバコの木を宿主(ホスト)として使用して得られる治療用タンパク質などです。
「協和バイオテクノロジー株式会社」:ヒトミルクオリゴ糖(HMO)製造事業。これは母乳の成分であり、腸内善玉菌の食べ物となるプレバイオティックスの機能成分となり、体内の免疫力を高めます。
「フルッター・バイオメメド株式会社」:微生物産生ポリエステル(Polyhydroxyalkanate: PHA)とPHAバイオプラスチック化合物及びPHAプラスチック加工製品の製造事業。 例えば、手袋やペットボトル、医療製品などで、バナナやマンゴー、パイナップルの皮、大豆の外殻などの農産物の副産物を利用しPHA製造の原料開発を行うものです。本事業は大学や研究機関との連携事業でもあります。
「バイオテック事業は、投資を促進するためにBOIが継続的に後押ししている対象産業の1つです。これは、テクノロジーにより、上流から中流、下流に及ぶタイの農業と生物多様性の強みを活用することにより、持続可能な経済発展に焦点を当てた政府のBCGコンセプトに沿ったものです。」と、長官は述べてました。