BOI は、タイ下請振興協会（タイ・サブコン）およびインフォママーケットと協力して、2024年5月15日～18日までバンコク国際貿易展示場（BITEC）で国際工業部品展示会「SUBCON Thailand 2024」を主催し、ビジネスマッチングの場を作り、タイ事業者とグローバルサプライチェーンを結びつけ、「ASEAN最大の工業部品調達および下請けセンター」となる可能性を高め、9,000組以上のビジネスマッチングの成立を目指しており、200億バーツ以上のマッチング額の創出が見込まれている。

投資委員会（BOI）長官のナリット・テートサティーラサック氏は、投資委員会事務局（BOI）がタイ下請振興協会（タイ・サブコン）およびインフォママーケットタイ株式会社と協力し、18年連続となるSUBCON Thailand 2024の主催準備を進めており、「The Global Sourcing Excellence」というコンセプトを掲げ、ASEAN最大の工業部品調達および下請けセンターとしての可能性を強調していることを明らかにした。国内外の工業部品のメーカーおよびバイヤーが一つのイベントに集まり、自動車および電気自動車、エレクトロニクス、電気製品、機械、自動化およびロボット、医療機器、航空機のメンテナンス、国防産業など様々な産業で部品を調達するための重要な打ち合わせ場所であると考えられている。

「BOIは国内の部品メーカー、特にタイ中小企業の事業者の可能性に注目し、海外の事業者および国内の部品メーカーとのビジネスマッチングを促進する仲介者としての役割を果たし、タイの部品メーカーがグローバルサプライチェーンに参入する機会を創出している。SUBCON Thailand は、ASEAN で最大かつ最も包括的な工業部品メーカーの集まりのイベントであり、何千組もの商談が行われ、国内の原材料や部品の調達、製造委託、技術移転、タイと外国の合弁事業につながる。これにより部品産業の成長に役立ち、競争力が高め、タイのサプライチェーンも強化する。」とナリット氏は述べた。

今年のイベントのハイライトは、タイの部品事業者および国内外の大手企業とのビジネスマッチング活動となり、9,000組の成立を目標に設定し、200億バーツ以上のマッチング額の創出が見込まれている。そして「BOI Symposium: EV Supply Chain」という特別活動には、電気自動車の大手企業が電気自動車開発のビジョン、調達計画および国産部品の使用への支援計画を発表する。さらに、このイベントではタイおよびASEAN地域の裾野産業の展示、下請け企業から調達を希望する国内外のバイヤーからの部品の展示（Buyers’ Village）、新しいイノベーションおよび技術の展示（Innovation Showcase）、工業事業者向けの知識とビジネスチャンスの向上を目的としたセミナーを計画している。

「BOI Symposium: EV Supply Chainは、国内の部品メーカー、特にタイ中小企業がEV産業のサプライチェーンに参入するビジネスチャンスを創出し、かつタイを世界の電気自動車生産ハブとして向上するために、BOIがタイに投資する大手EV自動車メーカー7社（BYD、MG、長城汽車、Neta、長安、GAC Aion、そしてChery）を招集、EV産業の方向性や国内の部品調達計画を発表する重要な活動である。」とナリット氏は述べた。

タイ下請振興協会（タイ・サブコン）会長のキアッティサック・ジラカジョンウォン氏は、次のよう述べた。タイ・サブコンは500 社を超える会員企業がいる20 年以上にわたりタイ国の国内部品製造産業の発展に重要な役割を果たしてきた。私たちは、この業界が決して止まることがないことを認識しており、事業者が製造技術もマーケティングの方向性も常に自分自身を成長させ、絶えず出現する新産業に追いつき適応していかなければならない。そのため、会員の主な顧客である自動車産業の部品に加え、私たちは、会員が医療機器、航空宇宙、国防、軌道システム、そして自動化産業の5 つの新Sカーブ産業のメーカーになるようサポートしなければならない。現在、電気自動車産業も協会にとって新しくて挑戦的な分野であるので、協会の義務はBOIの支援によりEVを会員にとって良い機会にする。

「今年のSUBCON Thailand 2024は、タイ事業者にタイに投資している7ブランド以上の電気自動車メーカーとビジネスを交渉する機会を提供する重要なステージである。これらの企業がタイの現地サプライヤーを見つける必要があるため、タイのメーカーにとって自分自身をアピールし、バイヤーに生産の可能性を引き出し、電気自動車産業のメーカーとして発展していく重要な機会となる。また、このイベントにもタイ事業者は世界中の様々な産業のバイヤーと会って商談することができるので、SUBCON Thailandに参加すれば、間違いなく優れたビジネス成果が得られると断言できる。」とキアッティサック氏は述べた。

インフォママーケットタイ株式会社のゼネラルマネージャーであるサンチャイ・ヌンブンナム氏は次のように述べた。インフォマについて、私たちはあらゆる部門と継続的に協力している。SUBCON Thailandはメーカーや工業部品販売者のタイ事業者だけでなく世界中の部品調達産業の関係者にもチャンスを繋ぎ、ビジネスマッチングを行う機会も得られるためのもう 1 つの重要な地域ステージである。特に、政府が推進を加速しているターゲット産業、電気自動車である。このようなイベントを主催してきた約 20 年の経験および、BOI が共催する唯一のイベントであるため、将来的にタイの産業部門のあらゆるサプライチェーンに価値および経済的機会を生み出すと信じている。

「SUBCON Thailand 2024 は、25,000 平方メートルを超える展示エリアで INTERMACH 2024 と共に開催され、４５ヶ国以上から 2,200 の主要ブランドがイベントに出展する。世界の主要電気自動車ブランド 7 社が電気自動車部品の使用におけるテクノロジーおよびトレンド共有する BOI Symposium、などの重要なセミナーのトピックをはじめ、BCG モデル、カーボンニュートラル EP.4、INTERMACH Forum: IAR series、Green Skillsセミナーなど50 以上のセミナーのトピックにおいてネットワークパートナーと協力して開催される。そして投資奨励政策の方向性や将来の産業の事業者の機会に関して共同でトレンドをアップデートするためのイベント内に特別展示ゾーンがある。今年は 47,000 人以上の参加者が見込まれている。過去 18 年間にわたる協力を通じて、現在SUBCON Thailandは、製造業のあらゆるビジネスをカバーする主要バイヤーが集まるプラットフォームの 1 つであり、産業部門の新たな高品質部品の製造メーカーであるパートナーとのビジネスネットワークを継続・拡大するためのステージでもある。」とサンチャイ氏は述べた。

タイ産業の強化を図るために、ASEAN最大の工業部品を調達するための下請け産業および機械技術の展示会である「サブコンタイランド2024」（SUBCON THAILAND 2024）と「インターマック 2024」（INTERMACH 2024）に2024 年 5月 15日～ 18 日までバンコク国際貿易展示場（BITEC）で、工業部品調達および国際ビジネスマッチングのベストステージ、特別セミナー、サプライチェーン開発計画、タイ大手企業の部品購入方針、特別技術展示ゾーンに是非ご参加ください。

イベントの情報および詳細については、www.subconthailand.comの URL をご覧ください。