「ピチャイ・チュンハバジラ」副首相がBOIチームを率いて上海を訪問し、多くの中国企業が米国の選挙結果を懸念している時期に投資を誘致する機会を加速し、大規模なセミナー開催を進め、バッテリー生産およびエレクトロニクス産業の大手企業と会い、タイをASEAN地域における中国の重要な生産拠点に格上げする。9カ月間で中国がタイへの投資を 554プロジェクト1,140億バーツ以上申請したことが明らかになった。
投資委員会長官(BOI)ナリット・テートサティーラサック氏は、2024年11月19日~22日までの間、ピチャイ・チュンハバジラタイ副首相兼財務相が投資促進委員会委員長としてBOIチームを率いて、2025年に中国・タイの外交関係樹立50周年を記念して、関係を緊密化し貿易と投資における協力を強化するために、民間部門の代表者とともに中華人民共和国上海市への投資促進ロードショーを行い上海市長と会談し、また中国からの投資を支援するタイの可能性および準備を表すために中国国際貿易促進委員会(China Council for the Promotion of International Trade: CCPIT)および中国銀行と協力して、2024 年 11 月 21 日に上海で「Thailand – China Investment Forum 2024」という大規模なセミナーを開催する予定であり、現在電気自動車および部品、バッテリー、エレクトロニクス、電気製品、デジタル、機械および機器、金属製品および材料など様々な産業から500人以上の中国投資家がセミナーへの参加登録に興味を持っていることを明らかにした。
セミナーでは副首相およびBOI長官が政府からの恩典および支援措置を含め、タイにおける可能性および投資の機会を発表し、大手民間部門の経営者がタイでのビジネスの経験や成功を共有する予定である。例えば、中国銀行、タイへの総投資額が160億バーツを超えているスマート家電大手メーカーのハイアール、AI技術を活用してタイにおけるスマートポートの開発など様々なビジネスを向上してきたAIとデジタルグリーン物流のリーダーであるWestwell Technologyなどである。また、バンコク銀行、カシコーン銀行、サイアム商業銀行等の銀行グループ、そしてWHA、TRA、TFD、S、ロジャナ、304 工業団地等の工業団地グループ等の民間部門の代表者もブース出展に参加し、投資およびタイ企業とのビジネス協力の機会に関する情報を提供する。
さらに、副首相およびBOI長官は、セルレベルでのバッテリー生産を中心とした電気自動車用バッテリーおよびエネルギー貯蔵システムの生産、近い将来市場に出回る使用済みバッテリーの量をサポートする準備をするための使用済みバッテリー管理事業、先端エレクトロニクス産業および通信機器、タイ国内の農産物原料からのバイオベースパッケージの製造等のターゲット産業への投資計画を交渉するために、中国の有力投資家と企業ごとに協議する。
「タイは、ASEAN地域における中国の主要生産拠点となる高い可能性を持っている。過去1~2年、特に先端技術を使用する産業で電気自動車(EV)の製造、電子回路基板(PCB)、データセンターおよびクラウドサービス事業等、中国からタイへの新たな投資の波が起きている。今回の中国訪問では、サプライチェーンの強化に役立ち、かつ既に投資している産業グループを拡大させる上流の製品であるバッテリーおよび先端エレクトロニクスへの投資誘致に注力する。我々は中国の投資家にタイの事業者との合弁事業を検討し、国内メーカーからの部品および原材料の使用割合を増やすよう呼びかける。」とナリット氏は述べた。
2023年には、中国からの奨励申請が416プロジェクトあり、投資金額が1581.21億バーツであり、外国人投資家の中では第1位となっている。今年の最初の9ヶ月間(2024年1月~9月)には、中国が554プロジェクト奨励を申請し、投資金額が1140.67億バーツとなっており、前年同期比18%増加した。そのほとんどは自動車産業、金属製品および材料、電気・電子機器である。